SSSG攻略日記

セガハードを一生遊ぶブログ

時の継承者 ファンタシースターⅢ ストーリーダイジェスト

時の継承者 ファンタシースターIII]」をストーリーを追いつつプレイ。誰と結婚するかによってシナリオが分岐していくのですが、攻略本にストーリーを最も堪能できるルートとしてオススメされていた分岐を選択しています。

ケインの章

1000年前、ライアという魔女が生まれた・・・。ライアは、モンスター軍団を作り出し、世界を征服しようと企んだ・・・。しかし、英雄オラキオが、ロボット軍団を率いてライアに立ち向かった。二つの軍団は、世界を二つにして戦いを続け、最後は、ライアとオラキオは相打ちになり、ともにこの世から消えた。この時、ライアに組みして戦った人々の子孫は、ライアの民と・・・。オラキオに味方して戦った人々の子孫は、オラキオの民と名乗っている。この戦争によって、星の世界を旅するほど栄えた文明は滅び、人々の生活は中世の時代と変わらぬものとなった・・・
ケイン・サ・リーク。彼はオラキオの民が住むリーク王国の王子である。今、この国は、ケインとマーリナ姫の結婚の話題で持ちきりだった。彼女は、城の近くの海岸に流れ着いたところをケインが助けた美少女だ。しかし、マーリナという名前以外の一切の記憶を失っていた。
「ハハハ!俺はライアの一族!マーリナ姫はいただいていく!」
結婚式の席上で、突然現れた黄金の竜によって、マーリナは連れ去られてしまった。頭に血が上ったケインは、騎士団に命じてライア一族の掃討を叫んだが、父である王に諌められる。そして、頭を冷やせと言われ、地下牢に幽閉されてしまいました。
リナと名乗る少女によって、牢獄からの脱出に成功。マーリナ救出のために、ケインは街を後にした。

ヤータという港町に到着。渡し舟があったが、渡し守のじいさんに「男と2人で乗ってもつまらない」と言われて断られてしまった。フューリという島の町では、北東の湖にまばたきをしないライアの少女がいるという噂を聞いたので行ってみる。そこにいたのはライアの一族ではなく、ミューというアンドロイドでした。エネルギーが切れて長い間湖の中で眠っていたそうだが、何者かによって目覚めさせられたらしい。その後ずっと人々に追い回されていた彼女は、ケインと行動を共にすることとなった。ミューを連れてヤータにいる渡し守のところへ行くと態度が一変。南の島へと舟で連れていってくれた。

島の洞窟へと突入。その奥では、ライル・ラ・ミラーと名乗るライアの民が待っていた。そして、盗んだリーク王家の宝「森のサファイア」をあっさりと返して消えていった。一体何者なのか?悪いやつではなさそうだが。

東の洞窟を抜けると、そこは雪原地帯だった。近くの漁師町ライスルの住人によると、ある日突然冬が襲ってきて、こんな状態になってしまったんだと。
「砂漠のあの子に会いたけりゃ4つの砦の真ん中に。海のあの子に会いたけりゃふたつの月の輝く海に。」
そんな古くから伝わる歌を吟遊詩人のマイから聞いたケイン達は、そのヒントを頼りに、砂漠にある忘れ去られた村ハサタカへと向かった。ライスルの吹雪は、どうやら気象コントロールタワーの故障が原因で、それを直せるのは西の洞窟にいるシーレンだけらしい。

西の洞窟で、シーレン・タイプ386システムを仲間に加えた。彼は、オラキオ一族に仕えるようにプログラムされたロボットでした。

気象コントロールタワーへ行くと、あのライルがいた。彼も気象システムを修復しようとやって来たようだが、彼の手に負える代物ではなかった。ケイン達の中にシーレンがいるのを見つけたライルは、気象システムの修復を懇願。その代わりに仲間になってくれました。

気象システムの修復に成功。ライルは、お礼として、彼の国にケイン達を招待してくれるそうだ。ライスルの町に戻ると、町はすっかり元の姿を取り戻していた。これで舟を使って海を渡ることができる。海を渡った場所に2つの国があったが、この2国は戦争状態にあった。片や、アゴエというオラキオの民の国、片やシューソランというライアの民の国。アゴエでは、女の子がシューソランの城に連れ込まれたという話や、シューソランの噴水から怪物が出てくるのを見たという話を聞いた。

シューソランの噴水は地下への隠し扉となっていた。奥へと進み、間もなく王の間というところで
「・・・ケイン君、この先へ進む前に、君の力を試したい。」
と言って、ライルが単独で先へ進んでしまった。そして、王の間でライルが待ち構えていました。
「さあ、ケイン君!武器を取れ!君がどれほどの男か、見てやろう!」
ケインは苦闘の末にライルを打ち倒した。

ケインの力を認めたライルは、一人の女性を紹介してくれた。かつて、地下牢からケインを救い出したリナであった。彼女の話では、マーリナはこの城の裏門から向かいの島に連れ去られてしまったようだ。新たな仲間を加えて、ケイン達は再び気象コントロールタワーへと向かった。

気象コントロールタワー2階にあるサテライトシステムのパネルに月の石と月の涙をはめ込むと、それまで遠ざかっていた紫の月と青の月が急接近し始めた。

シューソランに戻って北の岬に行ってみると、月の引力によって潮が引き浅瀬の道が現れた。それを渡るとシールという町にたどり着きました。どうやらマーリナはこの国の王女であった。ライアの民である国民は、オラキアの民であるケインとマーリナの結婚に猛反対していた。

シールの国王、つまりはマーリナの父親に謁見するも、問答無用で戦闘に。国王を倒して実力が認められたケインは、マーリナとの結婚も認められた。しかし、仲間であるリナが、実は隣国サテラの王女であり、ケインの許嫁であったことが発覚してしまう……

ケインには選択が迫られていた。マーリナと結婚すべきか、リナと結婚すべきか。ケインは庶民派のリナよりも、神秘的な魅力のマーリナを選んだ。

故郷と王位継承権を捨て、シールの新たな国王となったケイン。そして、マーリナとの間にアインという王子を授かった。物語は次代へと継承されていく……

アインの章

あれから十数年、平和な日々が続いていました。しかし、ある日突然、オラキアの旗を掲げたロボット軍団が来襲。ケイン王は、息子のアイン王子に平和の世界サテライトを探す旅を命じるのだった。アインは、ミューとシーレンを連れて旅立った。

海を渡ってライスルへとやって来たが、ここで、アイン達と入れ違いにロボット軍団が海を渡ったという情報を得た。急いで引き返したものの、シールもシューソランも全滅しており、アインの両親もシューソランの王ライルの姿も消えていた。唯一生き残っていた男から、シールとシューソランの人々が砂漠へ脱出したと聞かされたので足取りを追った。

ハサタカで、ライアの難民が西へ逃げていったという情報を得たので、西の洞窟へ向かった。洞窟の奥には、両親とライルが逃げ延びていました。しかし、ライルの娘ランが逃げ遅れてしまい、東の世界へとさらわれてしまったようだ。ランの救出を懇願するライル。かつての英雄も老いてしまった。アインはライルから東の世界へ行くための鍵となる龍の涙を受け取って、ランの救出へと向かった。

東の洞窟の入口で竜の涙が光り輝き、中に入ることができた。洞窟を抜けた先は、ライルが東の世界と呼んでいた未知の世界があった。近くにあったレンソルの町は、人気も少なく静かであった。城門も固く閉ざされていて中に入れない。ライル達は、湖の対岸にあるロットの村へとひとまず向かうことにした。

ロットの村にいたクイストという青年から、美しい姫がレンソルの城にさらわれたという情報を得た。ランに違いない。クイストはその姫に一目惚れして助けようとしたが、ロボット軍に襲われて逃げてきたらしい。しかし、その際城門の鍵は開けてきたようだ。ライル達はレンソルに戻って場内に侵入。地下牢に捕らわれていたランを無事救出したのだった。父に会いたいというランの願いを聞いて、一度砂漠の世界へ戻ることにする。

ライルとランの父娘再会。ランの持っている双子のルビーは、リークの世界へと通じる北西の洞窟の鍵であった。早速アインの父ケインの故郷であるリークへと向かう。

リークの街は寂れており、城門も閉ざされたままだった。アイン達はマスターの店から地下通路を通って場内へと入る。そこには、ケインが去って跡継ぎのいなくなったリークを受け継いでいたリナの娘リンが待ち構えていた。リンは、オラキオの民と母のリナを裏切ったアインの父を憎んでいた。そしてその男の息子に戦いを挑んできました。

リンを倒して仲間に加え、砂漠の洞窟へと戻ると、今度はライルに東の世界にある竜のしっぽへ行けと言われた。竜のしっぽと呼ばれる岬へ行ってみると、竜がいたので背中に乗ってフロトラーンのある島へと連れていってもらった。

島に着くと、竜が人間に姿を変えた。竜の正体はライルでした。ライルは、かつてマーリナをさらったのが自分であることを告白し、力尽きて息絶えたのであった。

どうやら、ロボット軍はサテライトからやって来ているらしかった。つまり、サテライトというのは永遠の平和な世界ではなかったということだ。フロトラーン城の地下からロケットに乗ったアイン達は、サテライトへと飛び立ったのだが、ロケットから見える景色に一同は驚愕する。彼らが今まで住んでいた世界は、人工的に作られたスペースコロニーだったのである。

サテライトでアイン達を待っていたのは、サイレンという名の一体のロボットであった。シーレンとは同じタイプのロボットで、1000年前にはアンドロイドのミューンと共にオラキアに仕えていた。しかし、ライアによってサテライトごと宇宙に吹き飛ばされてしまい、ライアの民に対し、ずっと復讐の機を伺っていたのでした。

サイレンを倒したアインはランを結婚相手に選んだ。

アインはサテライトに新たな国を建国。やがて、二人の間に男の子が生まれ、シーン・ル・シールと名付けられました。

シーンの章

サテライトに移住したアインとランは、息子のシーンと共に平和な時を過ごしていた。しかし、その平和は長くは続かなかった。突如、謎の宇宙船が出現しサテライトを攻撃。アインとランは、シーレンとミューと一緒にシーンをサテライトから脱出させ、自分たちは星に留まった。サテライトは宇宙の藻屑と消えた……

シーンは故郷と両親をいっぺんに失った悲しを乗り越え、父に言われた通り、両親のかつての仲間であったリンのいるリークを訪ねた。どうやら、ライアの片腕だったルーンが1000年の眠りから目覚め、オラキオの民を苦しめているようだ。争いをやめさせるには「ライアの宝」が必要らしいが、それを手に入れるには、西の世界にある水に潜る機械が必要だとのこと。シーン達は、早速西の世界にある洞窟でサブマリンパーツを手に入れた。

砂漠の世界に戻り、ハサタカ近くの河口から、サブマリンパーツでアクアシーレンに変形したシーレンに乗って水底へ。そこにあった地下世界の神殿で、ライアと出会う。あの伝説の少女ライアの妹である。ライアを仲間に加えたシーン達は、ライアの持っていた神秘の星を使って雪の世界へと向かう。

マイストークの城でライアペンダントを入手したシーン達は、それを使ってライアの神殿から西の世界へとワープ。

西の世界にある真のパイロットが住むパイロッタから、ロケットに乗って紫の月と呼ばれるサテライトへと乗り込むのであった。

紫の月で事件の首謀者ルーンと会ったシーンだったが、ルーンはオラキオの民に対する憎しみを捨て、過去の行いを反省していた。つまり、現在モンスターを暴走させているのは別にいるということだ。父の過ちをあがなうために、ルーンの娘ルナが仲間に加わった。サテライトの地下でスカイパーツを手に入れたシーン達は、一路雪の世界へと戻る。

雪の世界の空港でシーレンがスカイシーレンに変形。シーン達はシーレンに乗って空中都市クランクレアへと飛んだ。クランクレアには賢者が住んでいた。彼らによれば、この世界には最強の武器があるらしいが、それを手に入れるには、オラキオの剣、ルーンスライサー、ライアの弓、サイレンショット、ミューンクローの5つの武器と、最強の武器に与えられている特別な名前が必要とのこと。すでに2つは所持しているが、残りは水の世界にある賢者の島にあるらしい。そこへ行くために必要なマリンパーツを、クランクレアの地下で探し出て、いざ出発だ。

途中で寄ったファウンダウリの村では、アリサ3世と呼ばれるこの世界のいわれを知ることができた。かつて、この世界の先祖はアルゴル太陽系のパルマ星に住んでいたが、1000年に1度目覚める邪悪な力によって星が消滅。彼らは巨大な宇宙船で星を脱出した。その中の一隻がこのアリサ3世というわけだ。ファンタシースターIIの時代の話です。ということは、ユリシス達は置いていかれてしまったということでしょうか?

水の世界の船着場で、シーレンがマリンシーレンに変形。それに乗って賢者の島へと渡る。島の洞窟にサイレンがいた。かつてはライアの民を憎んでいたサイレンだったが、主人であるオラキオの真の敵を知って反省していた。そしてオラキオとライアに対し詫びながら壊れてしまった。そこには5つの武器の1つ「サイレンショット」が残されていた。洞窟の奥にいた賢者達によると、武器はそれぞれ散らばってしまっているらしい。そして、全部持ってくれば名前も教えてくれるそうだ。

オラキオの剣は、リークの世界の海底神殿にあった。しかし、剣を抜くと同時に禍々しい声が聞こえてきた。
「世界を滅びに導かん!我が名はダークファルス!よくぞ我が名を封印から解き放ってくれた!おかげで私も、この世に姿を現わすことができる!この礼に、お前たちを世界ごと滅ぼしてやろう!ハハハハハ!!」
どうやら、何かやばいものを復活させてしまったようだ。

砂漠では、主人オラキオを1000年の間待ち続けていたミューンがいた。オラキオの剣を持っているシーンをオラキオだと思ったミューンは、長年の使命を終えて壊れてしまった。そこにはミューンクローが残されていました。

全ての武器が揃ったので賢者の島へ戻る。
「よく聞け!今封印を解く!『武器にしてこの世の武器にあらず・・・』一瞬の輝きのためにこの世界にもたらされたもの・・・。その名を『ネイ』という・・・」
賢者はさらに、オラキオの兄ルラキルが、ダークファルスに魂を売ったという情報も教えてくれた。

クランクレアに報告へ行くと、伝説の5つの武器は、ネイの名を持つ最強の武器に変わった。新たな力を得た俺達は、ルラキルのいる聖なる都ラシュートへと向かう。

ラシュートにいたルラキアを倒して最後のダンジョンへ。

遂にダークファルスがその邪悪な姿を現した。さすがに強敵だったが、5人の力を合わせてこれを打ち倒す。ダークファルスは、1000年後に再び目覚めることを誓って消えていった。

「こんな化け物のために優しい人達が・・・!」
怒りのあまり、シーンは究極の破壊テクニックであるメギドを発動させてしまった。

「もうこれ以上私の愛する人たちを苦しめないで!」
ミューの心からの願いが、光のテクニック「グランツ」を発動させる。シーン達は、どうにか空中都市の外にテレポートすることができた。邪悪な者共の空中都市は、湖の底に沈んでいった・・・

そこに、1000年の間離れ離れになっていたもう一つの生き残りの宇宙船ネオパルマ号が現れた。サテライトの爆発を見てやって来たようだ。そして、共にさらなる1000年の旅を生き延びることを誓うのであった。

(おしまい)