海外タイトル: Hang-On GP
発売日: 1995年10月27日
販売: セガ
機種: セガサターン
価格: 5800円
ジャンル: レーシング
製品番号: GS-9032
名作体感ゲーム「ハングオン」の続編?とクエスチョンマークを付けたくなるような別物のゲーム。バイクを扱っていること以外に「ハングオン」を思わせるものは何もない。ポリゴン化されてグラフィックがリアルになっているが、その分チープなエンジン音がどうにも気になってしまう。モードやコースの少なさも残念なところ。対戦モードすらないのは、レースゲームとしてはどうなのよ?って思います。
ゲームの流れ
全6コースで3位以内に入ればクリアとなる。難易度をイージーにすれば簡単です。最初の3コースをクリアしていくと新しいコースが選べるようになるが、モードセレクト画面から一度オプション画面に入ってもう1度モードセレクト画面に戻り、RRLRRと入力すると最初から全てのコースを選択可能になる。だからといって難度が変わるわけでもないが。
マシンは一番速い青いマシンを選択すればいい。ミッションはオートマで問題ない。ハイサイドはオフにしておいた方が無難でしょう。
全コースで3位以内に入ってエンディングを見ると、新たにマシンが5台追加されます。これまでとは桁違いの性能なので、全コース1位はニューマシンが手に入ってから狙うのをオススメします。デフォルトのマシンでもできないことはないけど。
操作感覚は結構独特なものがあるので、これは走りこんで慣れるしかない。そして重要なのがパワースライド。曲がりながらブレーキングするかアクセルをふかすと後輪が滑ってきついカーブを強引に曲がれます。これも慣れが必要だが、カーブによって加減できるようになってください。一瞬だけのスライドとかも結構使うことになります。コツとしては、コーナリングしてしばらくはハンドルを切るだけにして、壁に当たる少し手前(距離感は自分で練習して覚えてください)でスライドさせる、というのが基本パターンで、カーブのキツさに合わせてスライド量を調節する感じです。この辺の操作感覚が掴めてくれば、3位以内に入るのは造作もなくなると思います。
コース別ワンポイントアドバイス
マシンによって攻め方は変わるでしょうが、デフォルト最速の青いマシンでの攻略となります。
Albatross Cliff Reef
最初のコースにしてはやけに難しいです。最大の難所が第1コーナーで、コース幅がせまいので、スタート直後は敵車を抜くのに苦労し、2周目以降はスライドの調節が難しいです。クラッシュするよりはマシなので、多少壁に当たってもいいので、慣れるまでは大きめにスライドさせた方がいいかもしれません。他のスライドポイントは、第1トンネル前の左カーブと第1トンネル内の右カーブ、第2トンネル前の右カーブです。第2トンネル前は、強めにスライドさせるので、パワースライドの練習にはもってこいです。
Great Crimson Wall
コース幅が狭く、大減速してしまう緑地帯も多いので、とにかくコースから外れないことが重要です。第1コーナーでコースを外れないようにスライドさせるのが地味に難しく、ここでミスると、その後のトンネルを挟んでの細かいコーナーの連続でリズムが取れなくなってしまいます。この辺は緑地帯が多いので、コースを少しでも外すと失速します。オーバースピードだったり、ライン取りをミスったら、小さなスライドで修正しましょう。最終コーナーのヘアピンは、緑地で減速させて曲がるのも手。普通にスライドさせた方が速いとは思いますけど。
New Dwells
初期の3コースの中では、最後だけに最も難易度が高いです。最初のトンネル前の大きな左カーブは、Lボタンを押しながら曲がれば全開でいけそうですが、カーブの途中で一度軽いスライドを入れた方が操作も楽だし、ミスもしにくいと思います。トンネル内の右カーブはきれいなライン取りをすれば全開でいけます。直後の左カーブでスライドですが、あまりスライドさせすぎるとコースオフしてしまうので注意。その後の橋まで続く緩い連続コーナーでスピードに乗れなくなります。最大の難所は、橋を渡った後のヘアピンカーブ。タイミングよくインに切り込んで、大きめにスライドさせてクリアしますが、やはりやり過ぎるとコースから外れます。
Long Albatross Cliff Reef
最初のコースのロングバージョンで、海岸沿いの左の緩くて長いカーブからが前回とは違うコースとなります。この緩いカーブはパッドだと結構な曲者で、油断してるとクラッシュするのであまり攻めない方がいいと思います。チェックポイント直後の右ヘアピンは思いっきりスライドしても曲がり切れないほどですが、スライド+壁ターンでいいと思います。ただ、壁に当たるのは1回に抑えたいです。この後左に曲がれば元のコースに戻ります。
North Crimson WIng
2つ目のコースのロングバージョン。最初のチェックポイント直後に前回左に曲がっていったコーナーで右に曲がります。その右と直後の左は全開でクリアできますが、ライン取りに失敗したら軽くスライドさせましょう。次の右コーナーは軽めのスライドでクリアし、続く連続する直角の左コーナーは深めにスライドさせてクリア。後は全開です。
Long New Dwells
3つ目のコースのロングバージョン。スタートして最初のコーナーの先から別コースに入って長いトンネルに入り、そのトンネルの出口で旧コースと合流します。トンネル内の左右のカーブはそこまでキツくないですが、軽いスライドは必要です。
裏技
裏技は動画にもまとめてあります。
時間制限がなくなる
モードセレクト画面でタイムトライアルにカーソルを合わせ、右、左、上、下、Zの順のボタンを押してから決定する。
11台目のスペシャルマシン
すべてのコースで3位以内に入り、エンディングを見た後にゲームを始めると、使用できるマシンが10台に増える。その後、どのコースでもいいので、1周29秒を切るレコードタイムを出すと、これまでのマシンとは比較にならないほどの性能を持つスペシャルマシンが選択可能になる。
隠しコース出現
オプション画面に入り、何もせずにBボタンを押してモードセレクト画面に戻る。次にR、R、L、R、Rの順にボタンを押すと、通常最初から選ぶことができない4~6番目のコースを含めた全てのコースが選べるようになる。
エンデュランスモードが選べる
アドバタイズデモ中に、上、下、右、左の順にボタンを押してから、XとYとZボタンを同時に押す。すると、通常は全コースで優勝しないと選べない「エンデュランス」をすぐに選ぶことができるようになる。
アルバトロスに追われる
「Albatross Cliff Reef」のコースでプレイしている時に、逆走したまま230km以上のスピードを出すと、アルバトロスに追いかけられる。