SSSG攻略日記

セガハードを一生遊ぶブログ

マージャンCOP竜 白狼の野望

発売日: 1989年12月14日
販売: セガ
機種: メガドライブ
ジャンル: テーブル(麻雀)+アドベンチャー
価格: 5500円
製品番号: G-4015
アーケードの脱衣麻雀ゲーム「スケバン雀士竜子」の続編。アドベンチャー形式でストーリーが進んでいくイカサマ麻雀で、どこかで見たことがあるようなパロディーキャラが対戦相手として登場してきます。清一クイズが地味にハマる。

オープニング&エンディング動画


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ゲームシステム

アドベンチャーパートでは、「はなす」「みせる」「おどす」の3つを選択して会話を進めていく。例えば、最初のコマンドビネガーだと、「役満許可書を見せる→敵のリストを見せる→脅す」てな具合。そもそも、この前振りにそんな労力を使わせる価値があるのかどうか。

配牌レベルに応じて積み込みが可能となる。レベル20で使用可能な「究極」を使えば、四暗刻大三元字一色が簡単に上がれてしまう。配牌レベルは、パワー牌をつもると上がり、手を和了れば役の数に応じて上昇します。但し、逆に相手に和了られると、役の数に応じて減少してしまいます。積み込みを使ったら、徹底的にその手を狙うべし、そういう自摸の流れになってますので、チーやポンもしない方がよいですし、例えば緑一色を狙っている時に、混一でてんぱってもリーチなどしないように。

イカリパワーはイカリ牌をつもることで、最大6個まで持つことができ、ESPパワーは、同様に2個まで所持できる。自摸番で、Cボタンを2回押すとウインドウが開いて使用することができ、イカリパワーは有効な牌や和了牌を自摸ることができ、ESPパワーは相手の手牌を見ることができます。イカリパワーはCボタンを連打してゲージを溜め、マックスの時にAボタンを押す。但し、イカリパワーを使っても大して有効ではなく(完全なマックスじゃないから?)、むしろ積み込みしてれば自然と有効牌を自摸りますし、ESPパワーを使うほどの駆け引きは不要なので、全く意味のない機能とも言えます。

ゲームはバックアップバッテリーなどはなくパスワード制になっています。これが最終ステージ前のパスワードです。技力100、雀運100、配牌レベル20と、全てマックスにしてあります。左端の牌が分かり辛いですが、九索ではなく六索です。

キャラクター別攻略法

こちらは各キャラクターと30局ずつ対局したデータを元にランキングした最強雀士ランキングです。傾向と対策にどうぞ。

コマンドビネガー

持ち点5000、技力20、雀運30
新宿の雀荘「あとのまつり」に登場するマッチョマンタイプの男。プロレスラー”スティング”に似た風貌を持ち、見ての通り力でグイグイ押す麻雀を得意とする。
と説明書には書いてあるが、マージャンCOPでは最多の8回鳴いており、跳満以上の手が1回もなく、実際には豪快な見た目とは裏腹に、ちまちました麻雀を打つのが特徴。手役が断么九4回と一盃口1回のみで、脳筋なのは見た目通りです。

仮面ヘンダー

持ち点8000、技力20、雀運40
渋谷の喫茶店「ひまつぶし」に登場する仮面ノリダーに似た男。とぼけた感じで一見弱そうだが、序盤ではなかなかの強敵で、変則的な待ちを好む戦いにくい相手だ。
と説明書にはあるが、特別変則的というわけでもなく、手役も平和・断么九・一盃口と、どちらかといえばオーソドックス。平均打点はコマンドビネガー以下の最下位で、こちらも跳満以上は皆無です。ただ、和了率や聴牌速度は、序盤にしては優秀かもしれません。

産波哲夫

持ち点10000、技力50、雀運20
銀座のクラブ「守護霊」に登場する薄気味悪いおじさん。丹波哲朗に似た、霊界通らしい。麻雀では、その暗い性格とマッチするように純チャンチャンタなどを得意とする。
と説明書にはありますが、チャンタを上がったのは1回だけで、真逆の役である、断么九が最多となっています。リーチまでの平均順目がワースト2位で、上がりの平均順目が最下位となっていますが、海底で2回あがっているので、必ずしもそれが欠点とは言えません。

白木かおる

持ち点15000、技力40、雀運40
”ナニしませんか”と迫ってくる、黒木かおりに似たエッチ大好きな大人の女性。哲学的な思考法を持ち、麻雀でも美しい手作りを好む。
と説明書にはあるが、特別役作りがうまいということもなく、跳満以上もありませんでした。なお、今の若い人は知らないでしょうが、黒木香というのは、脇毛を生やしてナニしながらホラガイを吹いていたAV女優で、当時は一般にも知られるほど有名でした。

近藤しずか

持ち点20000、技力10、雀運100
ワンレンボディコンのキャピキャピギャル。タコ麻雀ながら、強烈な引きの強さを持っているので、あなどると痛い目に会う。工藤しずかに似ている。
技力10、雀運100という、極端なパラメータを持っている。これがどれほどゲームに反映されているかは不明だが、30局のデータでは、その特徴が出ているとは言い難いものがありました。平和・断么九・一盃口が多く、手役はオーソドックスです。

デビル大暮

持ち点30000、技力70、雀運70
ものものしい態度は、まるでボスキャラのイメージを受ける。わがままな性格を表わすように、自分本位の麻雀をしてくる。見ての通りテーモン小暮にそっくりだ。
ウーロンビルのボス的存在ながら、運だけの女雀士、近藤しずかに遠く及ばない結果となりました。特に平均打点が非常に低く、全体でもワースト2位という結果。上がりまでの平均順目もワースト2位でした。

ロボジャンシ

持ち点40000、技力90、雀運60
感情的なものは何も持たない、コンピューターのような正確無比の麻雀をする。ロボコップを麻雀用にプログラミングしなおした、麻雀最強のマシーンだ。強敵である。
などと、ロボコップの改造品であることを説明書に堂々と書いてしまっています。役満を2回あがっており、一発でかいのには警戒が必要ですが、聴牌速度が比較的遅いのが、救いではあります。対子系の手役が多い印象で、シャボ待ちや単騎待ちには警戒しておきましょう。

蛇霊子

持ち点80000、技力80、雀運80
香港麻雀シンジケート「白狼」のボス。かつて竜子が壊滅させた「雀狼会」は、「白狼」の日本支部であり、日本政財界を再び手中に収めるため、乗り出してきた最強最悪の闇の麻雀組織が「白狼」だ。蛇霊子は、そのボスとして今まで謎の人物とされていたが、竜子の送信したリストによって初めてその存在が明らかにされた。性格は冷酷非情で、この男の前に数多くの雀士が敗れ、葬り去られている。彼の赤いネクタイは、それらの血に染められたものといわれている。
ステージ5でも登場しますが、ステージ5の時は勝てなくても先に進めます。麻雀の傾向はどちらも同じです。聴牌速度、和了率、打点の高さなど、これまでの相手よりも1枚も2枚も上手です。とにかく翻牌が絡む手が多く、特に三元牌がよく集まりますので、大三元には注意が必要です。ただ、捨て牌でダブることも多く、大三元未遂がよくあります。

竜子

持ち点150000、技力100、雀運100
スケバン雀子として「雀狼会」を壊滅させた竜子は、高校卒業後、その活躍が認められ、MJCの一員として迎えられた。その雀力は、「竜」に次ぐといわれるほどの腕を持っており、積み込み技に関しては雀界随一といわれるほどの指さばきを持っているが、今回の事件では「白狼」のボス蛇霊子に敗れ、捕らわれの身となった。しかし、その直前に捜査の重要資料となる暗黒雀士のリストをMJC本部に送信し、大事な手がかりを残すことに成功した。
滅茶苦茶な強さ。究極の積み込みで2連勝してしまわない限りまず勝てません。一度上がられてしまうと、こちらの配牌レベルが大きくダウンするので勝負になりません。イナズマヅモで一発ツモも多く、聴牌速度も速くて、ダブルリーチも多いので手に負えません。このゲームでは唯一ダマテンもしてきます。

裏技

裏技をまとめた動画です。
タイトル画面で、Aボタンを押したままスタートボタンを押す。

いろいろパスワード

パスワード画面で、九蓮宝燈を入力すると技力、雀力ともに50の状態からゲームを開始できる。大車輪を入力すると、イカリパワーとESPパワーを2個ずつ所持した状態からゲームを開始できる。七対子字一色を入力すると、配牌レベルが10の状態からゲームを開始できる。