イギリスにある4つの実在コース(ザ・ボーリー、キルマーニー、ペンペロ、グレンロックリー)を再現したゴルフゲーム。1コースしかないオーガスタ系と比べてお得感はあるが、その分緻密さには欠けます。テレ朝のゴルフ中継でおなじみのアナウンサーが実況を担当。声からして大下容子アナウンサーかと思われる。
プレイの流れ
ショットは2段階で、パワーメーターで強さを決めて、右下の緑部分にあるストレートポイントでショットの曲がり具合を決める。ハイパワーで打つほどポインターの速度が速くなり、真っ直ぐ飛ばすのが難しくなります。ショットを始める前にZボタンを押しながら方向キーを押すと、ヒットポイントを変えられるので、これで球を曲げたり、トップスピンやバックスピンをかけることができます。地味に難しいのがパターで、よくある芝目のような表示はありません。Yボタンを押しながらグリーンの傾斜を確認してラインを読むことになる。
とはいえ、オーガスタ系と違って、プレイ中でのセーブができるのは攻略上非常にありがたいポイントです。オーガスタ系では、ロードするとセーブデータが消えてしまう仕組みです。結構な容量を食うのにカートリッジRAM非対応なのはどうかと思いますけど。ただし、そのホールのプレイ途中でのセーブはできません。リロードすると、どこでセーブしてもそのホールの頭からやり直しになるため、パッティングの場面でセーブしてパターだけ何度もやり直すようなことはできません。そのため、ロングホールよりもショートホールの方がチャンスとなる。このゲームは他と比べて飛距離が出ない(ドライバーでも230Y前後)ので、ロングホールがそもそも難しいです。
というわけで、トーナメントで優勝してみましたが、もしかすると、全コースで優勝すると特別なエンディングがあるという可能性がないこともないです。