SSSG攻略日記

セガハードを一生遊ぶブログ

サードパーティー通信簿 第4回 トレジャー

本日はドリームキャストで発売された名作シューティング「斑鳩 -Ikaruga-」が発売されて20周年ということで、職人集団と呼ばれ質の高いゲームを次々と送り出し、メガドライバーにとっての至宝トレジャーを、通信簿形式で評価してみました。

動画


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動画でもまとめてあります。動画では、トレジャーの評価ベスト5とワースト5のソフトや、発売全作品の紹介もしております。

ソフト発売本数

トレジャー名義で発売された作品だと少なすぎるので、セガから販売されていたものも含めています。明らかに少数精鋭といった感じです。1993年の「ガンスターヒーローズ」が処女作となっていて、セガハードでは2002年の「斑鳩 -Ikaruga-」が最後の作品となりました。セガサターン以降は他ハードでも作品を出すようになっていて、それも含めると年2本の開発というのが基本ベースだったようです。

ゲームの品質

読者レースの最高評価は「シルエットミラージュ」、専門誌レビューの最高評価は「斑鳩 -Ikaruga-」で、最低評価はどちらも、トレジャー唯一のRPG作品となった「ライトクルセイダー」でした。それでも読者レース7点台後半で、ほとんどの作品が8点以上という、ハズレのない優秀な結果です。

ソフト売上本数

評価の割に売上は全体的に低調で、10本以上のヒットとなったのは、セガサターンの「ガーディアンヒーローズ」のみ。特に絶賛されていたメガドライブ時代も、意外と売上は大したことがありません。自社で販売もするようになってからは、さらに売上は落ち込み、最高でも「斑鳩 -Ikaruga-」の2万本という体たらくでした。他ハードの作品も売上はあまり芳しくない感じです。今も会社は存続していますが、ここ数年は新作も出ていない状況です。30周年の今年、新作を発表すると言っていましたが、現時点はまだ音沙汰なし…

ジャンルの多様性

RPGが1本ある以外は、アクション、シューティング、格闘ゲームRPGにしてもアクション性の強いアクションRPGだったので、完全にアクション特化型のメーカーです。アクションゲームの内訳も、シューティングとの複合型が多く、ジャンルに関してはかなり尖った感じですが、そこが評価されていた部分でもあります。

総合評価

少数精鋭でジャンルが特化しているなど、総合評価としてはあまり高くありませんが、最も重要な品質の部分で最高評価となっており、オリジナル作品が多かったというのも評価に値します。評価の高さに見合うだけの売上がなかったのが悔やまれますが、セガユーザーにとっては宝物のような存在であったことは疑う余地はありません。年内に発表されるといわれる新作にも期待しましょう。