海外タイトル: Shining Force CD
発売日: 1994年7月22日
販売: セガ
機種: メガCD
ジャンル: シミュレーションRPG
価格: 7800円
製品番号: G-6036
ゲームギアで発売されていた「シャイニングフォース外伝 遠征・邪神の国へ」と 「シャイニングフォース外伝II 邪神の覚醒」をリメイクしてまとめ、それにオリジナルシナリオを加えた作品。当然ながら、グラフィックや音楽も全面リニューアルされています。元がゲームギア版ということもあり、ゲームシステムはかなりシンプルだが、その分遊びやすくなっています。
ゲームの流れ
戦闘は特別戦略性は高くないが、一人で突っ込ませない、相手が魔法攻撃をしてくる場合はキャラを隣接させないように配置する。ってことに気を付けておけば、まず勝てます。そもそも、今回から正式採用(「Ⅱ」では裏技扱いだった)されたオートを使っても、ラスボス戦以外はクリアできる程度の難易度となっています。
基本的に戦闘と陣営の繰り返しですが、たまに連戦になる時もあるので、その前の戦闘でメンバーが撤退している場合などは、主人公のリターンの魔法で陣営に戻った方がいいでしょう。陣営では右側に店があるが、たまに出てこない時があります。そんな時は、一度戦場に出てからリターンで戻ると出現します。レベル10になったら転職できます。レベルをより上げて転職させると、最終的な能力が上がるのですが、レベル10で即転職しても余裕でクリアできるくらいのゲームバランスなので、そこまで拘る必要はありません。
シナリオ2では主人公が変わる。ワードラーに破邪の剣を盗まれ、それを追っていくという展開。シナリオ1では戦闘員だったメイフィアが軍師になります。
ラスボスのイ・オムです。難易度の低いゲームですが、ここだけはかなり難しいので、戦略的な戦いが必要となります。確実に勝つ方法としては、左右から出てくるイ・オムドールは倒してもすぐ復活してうざいので、復活地点にキャラを置いて復活できなくしてから倒す。パラディン2騎あたりが適当でしょう。次にイ・オムの触手だが、攻撃範囲が2マス分までしかないので、射程3マスのグラハムとチェスターだけで攻撃すれば、多少時間はかかるがノーダメージで倒せます。最後のイ・オム本体は、最初にニックの破邪の剣で攻撃してから、遠距離攻撃できるキャラだけで攻撃。その3マス後方に回復魔法が使えるキャラを配置して後方支援させる。ナターシャがアタックの魔法を覚えていれば(レベル16で習得)それも活用。これで楽に勝てます。
2つのシナリオをクリアすると、第3章の「新たなる試練」をプレイできるようになる。ここは6回のバトルと短い。いわゆるオマケ的なシナリオです。最後のオチからしても。 ラスボスのダーバは、攻撃範囲外に離れていれば、全然近づいてもこないので、三人衆をきっちり倒してから料理すれば楽勝。キノコは粉をふりまくだけです。
第3章をクリアすればグランドエンディングとなります。
最強キャラクターランキング
外伝Ⅰ「遠征・邪神の国へ」
外伝Ⅱ「邪神の覚醒」
動画では外伝Ⅰと外伝Ⅱごとに全ランキングと詳細なデータも紹介しています。
総合ランキング
1位 ニック(外伝Ⅰ・Ⅱ)
さすがは本作の主人公、ということで、堂々の第1位を獲得しました。主人公だけはオートプレイできないので、その辺で有利ではありますが、実際にスペックだけ見れば明らかに突出しており、最強と言っても差し支えはないでしょう。外伝Ⅱでも、最終戦のみでゲスト参戦しております。
2位 チェスター(外伝Ⅱ)
エルミド国で部隊長を任されていた優秀な弓兵。というわけで、遠距離兵種のワンツーとなりました。ソウルスチルで倒された以外は、全て55点以上という圧倒的な優秀さで、文句なしの外伝Ⅱ最強キャラとなりました。
2位 ジェイド(外伝Ⅱ)
エルフ族の名門の出で、前作で活躍したハンスの息子。初期メンバーながら、撤退数は僅か3回で、撃破数は外伝Ⅰ・Ⅱ合わせてもダントツの82。終始オートでまかせても問題ありません。
4位 グラハム(外伝Ⅱ)
イオム軍にだまされて、破邪の剣を盗んだティムス村の住人。遠距離兵種の強さは外伝Ⅱでも健在で、主人公を上回る活躍を見せました。同じレンジャーである外伝Ⅰのストックと比べて、スペック的にも優秀です。
5位 ランドルフ(外伝Ⅰ・Ⅱ)
サイプレスの元王宮騎士長。登場するのが終盤で、最後の2戦は手動なので割引も必要だが、オートでプレイするなら即戦力でしょう。他の騎士2人と較べて防御力がかなり秀でており、安心して特攻隊長を任せられます。外伝ⅠでもⅡでも上位にランクインしています。
6位 ニック(外伝Ⅱ)
外伝Ⅱの主人公ながら、6位という結果に甘んじてしまいました。序盤に今一つだったのが響いてしまった感じですが、総撃破数に関しては外伝Ⅱでは最上位となっており、主人公の面目を保っています。
7位 バリー(外伝Ⅰ・外伝Ⅱ)
ミニヨム島の砦に幽閉されていた、サイプレスのレジスタンス。単騎で飛び出すことも多いので、撤退数は多いものの、意外と防御力もあって仕事はしっかりしてくれます。特に後半戦は、飛行ユニットである利点が生かされる地形も多いです。外伝Ⅰ・Ⅱともに上位にランクイン。
8位 ストック
アスリート島にいた、バリーのレジスタンス仲間。遠距離兵種な上に、ケンタウロスの機動力も併せ持ち、非常に使い勝手がよい。オートでまかせても、撤退数も少なく、安定して働いてくれます。遠距離兵種では最下位ですが、それでも8位。とにかくこのゲームは遠距離兵種が強いです。
9位 クレイド
仕事をサボっては、幼なじみのアンジェラにどやされている、サイプレス軍てんぷくトリオの一員だが、そのくせきっちりとやることはやる男。特に序盤はエース級の活躍を見せており、終盤まで卒なく戦い抜いてくれました。
10位 アミーゴ
ドミンゴを細胞分裂させて作られた魔法生物で、どうやらメスらしい。ドミンゴと違ってサポート系の魔法に長けており、加入時点でオーラレベル2を習得している。しかし、単体でオーラをかけたりと、運用はやはり下手くそです。
裏技
裏技は動画にもまとめてあります。
オープニングが英語になる
2Pパッドを接続した状態でゲームを起動し、セガロゴが消えたら、2Pパッドのいずれかのボタン(方向ボタンでもよい)を押し続けておく。すると、オープニングのナレーションが英語に変わる。
博物館
外伝Ⅱのバトル15で、小屋の前にある井戸を調べて「にゅうじょうけん」を入手しておく。その状態でゲームをクリアすると、メニュー画面に「博物館」という項目が出現する。「博物館」はそれまでのボスが総登場するエキストラステージとなっている。
仲間の呼び名を変えられる
一度ゲームをクリアした状態でゲームを始め、主人公の名前を決定する時に、スタートボタンを押しながらAボタンで決定する。すると、他のすべての仲間の名前を変更することができる。この裏技は、2章や3章、博物館でも有効である。
敵ユニットを操作できる
一度ゲームをクリアした状態で、ゲームを開始、または再開する時に、女の子が「よんで、よんで」と言っている時に、スタートボタンを押しながらAボタンを押すと、敵を操作するかどうかの選択肢が出現し、「はい」を選択すれば、敵のユニットを操作することができるようになる。
アイテム増殖法
敵ユニット操作の裏技を使い、敵ユニットが持っているレアな装備品を捨てて本陣に戻ると、捨てた装備品がショップの掘り出し物に並ぶ。再び戦場に出ると、捨てた装備品が基に戻っているので、これを繰り返すことで、その装備品を何個でも増殖させることができる。
まもりのリング回収術
外伝Ⅰの最初のバトルは、戦闘終了後に船が難破して、所持していたアイテムをすべて失ってしまう。実は最初のバトルでは全員が「まもりのリング」を装備しており、ステージクリア前に捨てておくと、先程と同じようにショップの掘り出し物に並ぶので、買い戻すことができる。
サポート打ち放題
さきほどの「まもりのリング」は、道具として使うことでサポートLV1の効果が得られる。しかも、最初のバトルでは、いくらアイテムを使用しても、ひびは入るものの壊れることがないため、サポートを好きなだけ打つことが可能。つまり、理論上は最初のバトルで初期メンバー全員をレベルマックスにすることも可能ということである。(時間はかなりかかるだろうが)
隠しキャラクター
通常は自動的に仲間が増えていくが、以下のキャラクターは隠れているのを探し出す必要がある。
真のエンディング
最終章のバトル5のシャドー戦で、戦闘前に難易度をどうするか聞かれるが、その答えでクリア後のエンディングが変化する。「つよい」を選べば、当然よりよい結末となる。
シャドー戦簡単攻略法
シャドー戦で戦う自分たちの影は、性能だけでなく装備品も全く同じとなる。そのため、一度本陣に戻って装備品をすべて外してから戦場に戻り、装備品を装備し直すことで、素手の相手に対して圧倒的な有利な状況で戦うことができる。当然メンバーから魔術師を外しておくとさらに有利となる。
参考文献
シャイニング・フォースCD 公式ガイドブック(アスペクト)
シャイニング・フォース外伝&外伝II必勝攻略法(双葉社)