発売日: 1984年
販売: セガ
機種: SG/SCシリーズ共用カートリッジ
ジャンル: テーブル(麻雀)
価格: 4800円
製品番号: G-1030
4人打ちが楽しめる麻雀ゲーム。最大の特徴は、「シャドウボード」と呼ばれる仕切り板を使っての2人対戦で、これをテレビに直接貼り付けることで、ひとつのテレビでの対戦プレイを実現させていました。
ゲームの流れ
対戦相手
選べる対戦相手は全部で10人。中には「ヨルダテツヤ」や「ハタムツノリ」など、どこかで聞いたような名前もあり、それぞれ打ち筋や得意とする役に特徴があります。今でこそ当たり前のシステムではあるが、当時の家庭用麻雀ゲームとしては画期的なものでした。まあそのせいかどうかはしらんが、CPUの思考時間がエラく長いこと…
対局
Cランク3人が相手ということもあるが圧勝でした。しかし、1ゲームにかかる時間が長い。単に思考時間が長いだけでなく、CPUが弱すぎて連荘が止まりません。最初は真面目に打ってましたが、途中から自分が親の時は上がり放棄するようにしました。とんでもなく連荘できそうなんで(笑)
2人対戦
しかし、このゲームの真髄はあくまで2人対戦にある。2人対戦と聞いて「ふ~ん」としか思わなかったあなた、ちょっと待って欲しい。テレビゲームの麻雀ゲームに2人対戦って普通はあり得ませんから。だって相手の牌が見えてしまい成立しません。当時のゲームだからケーブル対戦も難しい(F-16ファイティングファルコンで実現してはいましたが)
しかし、このゲームではそれを見事に実現しているのです。対戦になると写真のような画面になります。勿論相手の牌は丸見えです。しかし、この左右に分かれた妙な画面構成がミソなのです。実はこのゲームには「シャドウボード」というアイテムが付属で付いており、それをテレビ画面に貼り付けることで、お互いの牌が見えなくなるというわけです。確かに技術的にはえらく原始的ですが、体感ゲームなど常に画期的なことにチャレンジするセガの精神の源流がこの「シャドウボード」にあるようにも思えるわけです。